3月14日(火)
高知競馬場で行われる
黒船賞(4歳上・JpnIII・ダ1400m)。昨年のNAR
グランプリ年度代表馬イグナイター(牡5、兵庫・
新子雅司厩舎)が、連覇を目指して出走する。
イグナイターは父
エスポワールシチー、母ビ
アンコ、母の
父ウォーニングという血統。
2020年11月、東京競馬場の2歳新馬戦でデビューし2着に7馬身差をつけて初陣を飾った。翌年には大井競馬に移籍し4走した後、園田競馬の現厩舎へと転厩。園田での初戦を大差で制すると、自身2度目のダート
グレード競走となった21年の兵庫ゴールドTでは3着と好走した。
22年には高知の
黒船賞、名古屋の
かきつばた記念とダート
グレード競走2連勝。初のJpnIとなった
南部杯は、地方所属馬では最高の4着と健闘した。通算成績は19戦9勝。
イグナイターの戦いを振り返る中で、とりわけ
南部杯での走りをクローズアップしたい。4角でインをついて進出を試み、最後は勝ったGI馬の
カフェファラオに対して0.2秒差とその実力を示した。
黒船賞はこれまで地方馬による連覇はない。3戦3勝と相性抜群の高知で快挙達成し、さらにインパクトを残せるか。