「
桜花賞・G1」(4月9日、阪神)
トライアルで大きなインパクトを残した馬はいない。今年は前哨戦をパスした組が中心となりそうだ。
最も桜冠に近いのは、2歳女王の
リバティアイランド。前走の阪神JFでは1頭だけ次元の違う走りを見せての圧勝劇だった。本番と同じ舞台で高い能力を発揮できたことは収穫で、引き続き川田とのコンビというのも心強い。ぶっつけ本番も大きな不安材料とはならず、スムーズに運べれば間違いなく勝ち負けだろう。
対抗格は無傷2連勝で
シンザン記念を制した
ライトクオンタム。牡馬を軽々と一蹴したように素質の高さは相当だ。過去に5頭の女王を輩出した
ディープインパクトのラストクロップだけに、一発の可能性は十分ある。
デイリー杯クイーンCを制した
ハーパーも素材は抜群。9日に急死した
父ハーツクライに、初の桜冠をプレゼントできるか。アルテミスS覇者の
ラヴェルは阪神JFの大敗だけで見限るのは早計だ。
トライアル組では
チューリップ賞Vの
モズメイメイ、フィリーズRを勝った
シングザットソングが上位候補。
提供:デイリースポーツ