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【金鯱賞】プログノーシス 待望の重賞初V 鬼脚決めた!自信胸にいざ中距離界天下取り

デイリースポーツ
  • 2023年03月13日(月) 06時00分
 「金鯱賞・G2」(12日、中京)

 1番人気の支持を集めた大器プログノーシスが、4角9番手から豪脚を繰り出してライバルをごぼう抜き。鮮やかな差し切りで待望の重賞タイトルを獲得した。2着は逃げ粘った3番人気のフェーングロッテン、3着には6番人気のアラタが続いた。

 勝ちパターンに持ち込んだフェーングロッテンを、最後は力でねじ伏せた。道中は後方10番手を進んだプログノーシス。折り合いを欠きそうになるところをグッと我慢させ、直線で待ってましたとエンジン点火。上がり3F33秒9という極上の末脚で待望の重賞タイトルをつかみ取った。

 「ゲートを出るのが難しいタイプ。1コーナーの入り方がいい形にならず、スイッチが入って力みっ放しになってしまい、我慢してもらいながらの道中でした。それでも最後は何とか前に出ることができたというところです」と振り返った川田。これでコンビ成績は5戦全勝。厳しい状況に陥りながらも抜群の相性で乗り越えた。

 体質が弱く、デビューは3歳3月。初戦を快勝するも、レース後の反動が大きく、満足なローテを組めなかった。そんな状況下でも、1〜3勝クラスをノンストップで突破してオープン昇格。前走の中日新聞杯ではスローペースに泣いて4着に終わったが、3度目の重賞チャレンジでしっかりと結果を出した。

 中内田師は「前走で競馬を教えたことがつながりましたね。体質が弱くて成長はゆっくりでしたが、厩舎サイドと牧場の連携がうまくいっての勝利だと思います」と、5歳春とやや遅れた素質開花に目を細める。

 まずはG2をクリア。もちろん、これで満足することはない。「状態を見てからですが、次はもう一つ上で戦ってもらいたいと思います」と指揮官。初タイトルを手中にしたプログノーシスが、桶狭間で得た自信を胸に、いよいよ中距離界の天下取りへ乗り出す。

提供:デイリースポーツ

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