14日(火)
高知競馬場(晴、不良馬場)で行われたダート
グレード競走、第25回
黒船賞(JpnIII 1400m)は、道中は5番手インコースを追走した1番人気の
シャマル(
川田将雅騎手)が、4コーナーで内から一気に抜け出して先頭、直線後続を突き放しての快勝だった。
勝ち時計は1分28秒3、3馬身差の2着に4番人気の
ヘリオスが粘って、さらに3/4馬身差の3着に連覇を狙った2番人気の
イグナイターが続き、逃げた3番人気の
ケイアイドリーは8着に終わった。
勝った
シャマルは父
スマートファルコン、
母ネイティヴコード(
その父アグネスデジタル)の牡5歳鹿毛馬、栗東・
松下武士厩舎の管理馬。通算成績15戦8勝、昨年の
東京スプリント、
サマーチャンピオン、
オーバルスプリントに続いて重賞4勝目。
レース後のコメント
1着
シャマル(
川田将雅騎手)
「休みを挟みまだ良くなっている途中での今日の競馬場でしたから、返し馬はそれ通り、いくらか気持ちが入る分、少し動きは良くなりますが、まだまだもっと良くなってこられる、良くなっている最中だなという雰囲気の返し馬でした。
ゲートはちゃんと出てくれたのですが、前に行く馬も速かったですし、こういう競馬も想定して、砂を被る事も今後のためにいい勉強になるのではないかとレース前に話していましたが、結果としてそういう形の競馬になり、とても学びのあるレースになったと思っています。
とても雰囲気良く4コーナーまで来られましたので、早めにセーフティーリードをとってしまおうという事で、内から行く事を選択しました。
今年、よりいいパフォーマンスを発揮してくれるだろうと思いますので、今後またこの馬が走る時に楽しんでもらえたらと思います」
2着
ヘリオス(
武豊騎手)
「外枠で組み立てやすかったです。思い通りのレースが出来ました。高知らしい砂の深さでしたが、どこの競馬場でも気にせず、いつも自分の力を出してくれます」
3着
イグナイター(
田中学騎手)
「返し馬の雰囲気は良かったのですが、スタートの一歩目で躓いた感じで、外の馬と接触して、位置取りが後ろになってしまいました。悔しいです」
4着
サクセスエナジー(
松山弘平騎手)
「いい形で外枠の馬が行ってくれて、3番手が取れました。いい競馬をしてくれました」
5着
ラプタス(
幸英明騎手)
「スタートで躓いて、自分の競馬が出来ませんでした。力があるので次は巻き返したいです」
7着
モダスオペランディ(
赤岡修次騎手)
「もう少しやれるかなと思ったのですが、動き出してからペースが上がるのが速く、普段のレースとは違いました。良く走ってくれていますし、地元の重賞では頑張ってくれると思います」
(取材:三浦拓実)
ラジオNIKKEI