史上最多タイの4勝目なるか。2月に55歳となった“東のレジェンド”
横山典弘騎手が
マテンロウアルテ(牝3、栗東・
坂口智康厩舎)で
フラワーC(3歳・GIII・中山芝1800m)に参戦する。
87年に重賞に昇格し、今年で37回目を迎える一戦。騎手別では
柴田善臣騎手がトップの4勝を挙げるが、これに3勝で続くのが横山騎手と増沢末夫元騎手。横山騎手は03年に
マイネヌーヴェルで初勝利。その後も06年に
キストゥヘヴン、13年に
サクラプレジールで勝利を重ねた。
今年のパートナーは前走で未勝利戦を勝ったばかりの
マテンロウアルテ。3戦目の勝ち上がりと侮るなかれ、昨年11月の新馬戦では後に
クイーンCを制する
ハーパー(2着)からアタマ差の3着。前々走の未勝利戦にしても、続く
すみれSを制してダービー候補と目される
シャザーンから2馬身半差の2着だから、素質の片りんは見せている。
格上挑戦で人気を落とすようなら、馬券的にも面白い。55歳となって最初の重賞制覇がかかる名手の手綱さばきに期待したい。