「
ダイオライト記念・Jpn2」(15日、船橋)
絶好調・
川田将雅を背にした1番人気の
グロリアムンディ(牡5歳、栗東・大久保)が、最終4コーナー先頭から9馬身差の圧勝劇。初の重賞タイトルをゲットした。2着には逃げた4番人気の
テリオスベル、3着には3番人気の
メイショウフンジンが入った。なお、一昨年のNAR
年度代表馬ミューチャリーは、馬体故障のため2周目3コーナー過ぎで競走を中止した。
終わってみれば9馬身差の圧勝。乗れてるジョッキーの好判断も光り、5歳の春にして
グロリアムンディが待望の重賞タイトルをゲットした。
序盤は先行勢を見ながらポツンと6番手。2周目の3コーナー過ぎから内めを通って進出すると、4コーナーでも迷うことなく、他馬が敬遠する砂の深い内ラチ沿いを選択。逃げていた
テリオスベルを内からあっさりかわして先頭。すぐに馬場のいい真ん中へ相棒をいざなうと、あとは独壇場。最後まで追うことなく涼しい顔でゴール板を貫いた。
初コンビの川田は「ここ数戦、この馬の走りができていなかった中で、久しぶりにこの馬の走りを見せられたことが一番良かった」と満足そう。自身は先週の
金鯱賞を
プログノーシスで制し、前日の
黒船賞の
シャマルに続いて交流Vと絶好調だ。
ダートに転じた21年末の冬から昨春にかけて4連勝。続く
アンタレスSでも2着したが、その後は芝に戻って
宝塚記念で惨敗。前走のチャンピオンズCでも精彩を欠いていた。
鮮やかな復活Vに鞍上は「今年改めて、この馬らしく歩めて行けたらいいですね」と楽しみにする。大久保師も「ここでいいレースをしてくれたし、ダートの長めを使っていきたい」と展望する。しっかりと再浮上への突破口を開いた。
一方、5カ月半ぶりに出走した
ミューチャリーは右寛ハ行により競走中止。「途中からバラバラになって付いていけなくなってしまいました」と手綱を取った
御神本訓史は話した。
提供:デイリースポーツ