上位3着以内に
皐月賞への優先出走権が与えられるレースで、本番との関連性も高く、過去10年でいえば18年
エポカドーロと、13年
ロゴタイプがこのレースを
ステップに本番を制している。
◎
アイスグリーンは、
あすなろ賞の優勝馬。小倉競馬場芝1800m未勝利戦を勝ち上がったとき、そして0.5秒差5着と健闘した
新潟2歳Sは先行策をとったが、休み明けだった前走は控える競馬から早めに進出。長く良い脚を使いながらも、最後は差し返すような勝負強さを見せた。
母グリューネワルトは
中京2歳S3着馬。おじには
デイリー杯2歳S優勝馬
シェーンヴァルトがいる血統で、半姉に
ディアンドル。仕上がりは早く、高い能力を伝えるファミリーで、
モーリスとの配合で
サンデーサイレンス4×3。成長力も感じさせる血統構成だけに、ここでしっかりと権利を取りたいところだ。
〇
ベラジオオペラは
セントポーリア賞優勝馬。ダッシュ良く飛び出し、ハナを奪ったものの競りかけるような馬に先を譲り、最後はやや外にもたれるような素振りを見せながらも力強く伸びた。器用さも持ち合わせているようだ。
エアデジャヴーにさかのぼる母系は一流。
ロードカナロア産駒ながらも、
ハービンジャー×
サンデーサイレンスの母なら距離の融通性を得た。右回り競馬も経験済み。
▲
セブンマジシャンは
黄菊賞優勝馬。
ホープフルSは3番人気6着で、1番人気
京成杯は0.6秒差3着。この時、勝った馬はクラシックの有力候補だが、加速がついた4角と最後の直線で不利を受けた。中山競馬場芝1800mコースはデビュー戦を飾った相性の良いコース。できることであれば、もう少し内枠を引きたかったところだが、クラシックへ進むためにも、ここは結果を出したいところだ。
△
ホウオウビスケッツは、
フリージア賞優勝馬。レースセンスに優れた馬で好ダッシュから楽に先手をとり、早めに来られる苦しい展開だったが、マイペースを乱さず、そのまま逃げ切った。祖
母トラヴェシーアは
キングカメハメハの半妹という血統で、当馬は
マンファス4×3というクロスを持つ。
マインドユアビスケッツ産駒といえども芝適性は高そうだ。
△
ハウゼは
水仙賞の優勝馬。ダート競馬でデビューした馬だが、芝適性が高いようで転向2戦目で初勝利。先行力を武器にする馬だが、逃げなくても競馬ができる器用さを持ち合わせている。長く良い脚を使えるタイプなので距離コースはプラスと判断したい。
デイリー杯2歳Sを逃げ切っている△
オールパルフェも当然マークは必要だが、最後に小回り競馬向きの器用さを持ち合わせている△
トーセンアウローラの名前を挙げておきたい。