中山11Rの第37回
フラワーカップ(3歳GIII・牝馬・芝1800m)は2番人気
エミュー(M.デムーロ騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分53秒2(不良)。半馬身差の2着に8番人気
ヒップホップソウル、さらに1馬身1/4差の3着に3番人気
パルクリチュードが入った。
エミューは美浦・
和田正一郎厩舎の3歳牝馬で、父
ハービンジャー、
母スーリール(母の
父スペシャルウィーク)。通算成績は6戦3勝。
レース後のコメント
1着
エミュー(M.デムーロ騎手)
「調教師からは馬の気持ちを大事に、という指示でした。返し馬から
テンションが結構高く、スタートは出た感じで、馬の気持ちを優先しました。その結果、後ろすぎる位置になりましたが、それ以外はスムーズでした。向正面では、引っ張っているのに、何回か躓くことはありましたが、目の前の
ココクレーターの手応えがよく見えたので、それを目標に進めました。直線に向くと、全く違う脚を使ってくれました。小さい馬ですが、意外と心は大きいです」
(
和田正一郎調教師)
「レース前に、ジョッキーには、
テンションが上がりやすいことと、折り合いに気をつけてほしいとお伝えしました。走り方から馬場を気にする感じではありません。ただ、とても緩そうだったのでどうかと思いましたが、こなしてくれましたね。ジョッキーのリードに応えてよくがんばってくれました。3、4コーナーでは外を回りながら、直線はとても良い脚でした。この後は、
桜花賞へ向かう予定です」
2着
ヒップホップソウル(
津村明秀騎手)
「いい感じで行けました。口向きが少し難しく、また前走で少しぶつけられたりしたので、きょうはリズム良く運ぶことを心がけました。1、2コーナーで少しハミを噛みましたが、向正面で折り合いがつき、いい感じで外を上がっていけました。落ち着いて走れるようになったら、もっとやれると思います」
3着
パルクリチュード(
西村淳也騎手)
「いいポジションで運べました。向正面で、すごく走る馬だと感じ、直線は内をつきました。走りも馬場も良かったように思います。馬は新馬の頃より芯がしっかりしてきました。まだこれからもっと成長してくれると思いますし、今後が楽しみです」
4着
ゴールデンハインド(
丹内祐次騎手)
「頑張ってくれました。直線は一瞬『おっ』と思いました。これから楽しみです」
5着
ココクレーター(C.
ルメール騎手)
「ずっと外を回らされてしまいました。こういう馬場で距離ロスがあっては厳しいですが、頑張ってくれました」
6着
マテンロウアルテ(
坂口智康調教師)
「今日は特殊な馬場でした。道悪は合うと思っていたのですが、ここまで悪くなってしまっては馬がかわいそうでした。ジョッキーも『力負けではない』と言っていました」
ラジオNIKKEI