中山11Rの第72回
スプリングステークス(3歳GII・芝1800m)は2番人気
ベラジオオペラ(
横山武史騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分48秒9(重)。1馬身1/4差の2着に3番人気
ホウオウビスケッツ、さらに3/4馬身差の3着に8番人気
メタルスピードが入った。
ベラジオオペラは栗東・
上村洋行厩舎の3歳牡馬で、父
ロードカナロア、
母エアルーティーン(母の父
ハービンジャー)。通算成績は3戦3勝。
レース後のコメント
1着
ベラジオオペラ(
横山武史騎手)
「前走で、この馬の武器を把握したので、その武器を殺さないように騎乗しました。ポジションはこれまでより後ろになりましたが、行かなくても競馬ができる賢い馬です。完成までに時間はかかるかもしれませんが、とても良い馬ですし、成長できます。
上村調教師の重賞初制覇に貢献できて良かったです」
(
上村洋行調教師)
「この馬場でどういう競馬をするのかを見ていましたが、思った以上に強い競馬でした。
この枠ですから、良馬場だったら好位のインからだと思いますが、この馬場ですから、ジョッキーに任せました。行く馬を行かせて、外へ出してスパート。馬もこういう競馬に対応してくれました。まだ緩いですが、能力が高く、奥の深い馬です。
本番で、距離が延びても問題ありません。この馬場でもこれだけの競馬ができましたが、力を発揮するには良馬場でやりたいです。本番がとても楽しみですが、その先はもっと楽しみです。
これが初重賞勝利となりましたが、とても嬉しいです。もう一歩のところで取れなかったので、この馬で何とかと思っていましたが、やっと取れましたね」
2着
ホウオウビスケッツ(
横山和生騎手)
「頑張ってくれましたが......。ゲート裏の雰囲気が恐れていた通りで、ゲート入りも悪かったです。遅生まれで、精神的にまだ幼さが残っています。ただこれまで2戦乗って、今回は色々と確かめながら強気のレースをしました。攻めて行ってこの着順ですから、強かったと思います。あとは気持ちだけですね」
3着
メタルスピード(
津村明秀騎手)
「ゲートの中が不安定で、良いスタートが切れませんでした。それでも得意とは言えない馬場でも頑張ってくれました。能力だけで来た感じです。折り合いは問題ないですし、距離は延びても大丈夫そうです。まだまだ良くなります」
4着
グラニット(
嶋田純次騎手)
「ゲートの中で少しうるさくなってきていますが、ポンと出てくれて良いペースで逃げられました。緩めず、促しつつという感じで行きました。勝負根性を見せてくれて、直線も頑張って食らいついています。馬券に絡みたかったですが、やりたい競馬はできました。偉い馬です」
5着
パクスオトマニカ(
田辺裕信騎手)
「ゲートは躓いた感じで控える形でしたが、控えるのは予定通りでした。今日は主張する馬もいますし、控える競馬をしたいと思っていました。リズム良く行けて、直線も勝ち馬と一緒に上がって行けましたが、最後に苦しくなりました。もう少しでした」
6着
セブンマジシャン(
戸崎圭太騎手)
「良い形で1コーナーに入れたのですが、手綱を持つ所がありませんでした。早々に手応えがなくなりました。馬場もあったのか、
バランスを崩すような所がありました」
7着
オールパルフェ(
大野拓弥騎手)
「馬場に泣かされました。しかし、折り合いには以前より進境が見られました。乾いた馬場ならもっと頑張れたでしょう」
ラジオNIKKEI