前哨戦を勝って勢いのあるナムラクレアに注目したい。初のGIタイトルを手にし、春のスプリント王者に輝くことができるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/26(日)　高松宮記念(4歳上・GI・中京芝1200m)

　ナムラクレア(牝4、栗東・長谷川浩大厩舎)は1200mで安定しており、昨年のスプリンターズSでも外々を立ち回ることになりながら0秒2差の5着。前哨戦のシルクロードSを32秒9の上がりで差し切ったように今年に入って一段と成長しており、待望のGI制覇に期待が掛かる。鞍上は浜中俊騎手。

　メイケイエール(牝5、栗東・武英智厩舎)は脚力に関しても気性の難しさに関しても現役トップクラスの馬で、これまで14戦して7勝、4着以下7回という成績。1週前のCWで4F47秒0という猛時計をマークするなど規格外っぷりは健在だが、本番では能力を発揮してGIタイトル獲得なるか。鞍上は池添謙一騎手。

　アグリ(牡4、栗東・安田隆行厩舎)は条件戦3連勝の勢いそのまま、重賞初挑戦の阪急杯を優勝したカラヴァッジオ産駒。早め先頭から押し切る強い立ち回りをしており、初のGIでも期待できそうだ。鞍上は横山和生騎手。

　その他、21年香港スプリント以来の復帰戦となるピクシーナイト(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)、前年の覇者ナランフレグ(牡7、美浦・宗像義忠厩舎)、昨年のスプリンターズS2着馬ウインマーベル(牡4、美浦・深山雅史厩舎)、ビッグアーサーとの父子制覇を狙うトウシンマカオ(牡4、美浦・高柳瑞樹厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。