サクソンウォリアー産駒の
アドマイヤイル(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)が
毎日杯(3歳・GIII・阪神芝1800m)で重賞に初挑戦する。
父は
ディープインパクト産駒であり、日本産馬としては英G1を初めて制した
サクソンウォリアー。種牡馬としては現3歳が初年度産駒となるが、昨年の米G1・BCジュヴェ
ナイルターフの覇者
ヴィクトリアロードを送り出すなど、順調なスタートを切った。昨年は2万ユーロだった種付料も、今年は3万5000ユーロにアップ。父の後継種牡馬として確固たる地位を確立しようとしている
アドマイヤイルは祖母リベラインが愛G1タタソールズゴールドCの覇者という血統馬。一昨年のセレクトセール1歳では1億9000万円(税抜)の高値で取引された。今年1月のデビュー戦こそ2着に敗れたが、続く前走の未勝利を快勝。父に日本での産駒初勝利を届けている。
今回は格上挑戦で重賞へ。条件は厳しいが、前走の馬体重528kgが示すように、大型で使いつつ良くなりそうなタイプ。何より名門・友道厩舎だから不気味だ。レース当日は
ディープインパクトの21歳の誕生日。アイルランドの父、そして天国の祖父に吉報を届けてほしい。