「
ドバイワールドカップ・UAE・G1」(25日、メイダン)
23年は過去最多となる27頭がドバイに集結。名だたるトップホースたちがそろい、日本馬無双が見られそうだ。中でも注目はワールドCの
パンサラッサ。サウジCに続いてタイトル奪取を決め、獲得賞金額歴代No.1の座を射止めたいところだ。
ドバイワールドC 再び、世界の頂へ-。サウジCを制した
パンサラッサが、今度はドバイで中東G1連勝を狙う。
暮れの
香港C10着後、ひと息入れて挑戦したサウジC。もともと出脚の鈍いタイプだが、発馬を決めてハナを奪い、最後は二枚腰を発揮。2年2カ月ぶりのダートでも自分の
スタイルを貫き、世界最高賞金をゲットした。
吉田豊がスタートを勝因に挙げる。「一歩目が速く、最初から
パンサラッサのレースができて余裕があった」。22年の
ドバイターフで1着同着へと持ち込んだスピードと粘りが、世界のダートでも通用することを示した。
連覇の懸かる
ドバイターフの招待を受諾していたが、陣営はあえて当レースに舵を切った。矢作師は「馬場やメンバー、特にメンバー面を考えた。また、サウジアラビアでの走りや、ドバイに移ってダート調教を行ったスタッフの見解なども含め、総合的に判断した」と説明。サウジC2着で22年の優勝馬
カントリーグラマーとの再戦。獲得賞金額日本馬歴代No.1を目指し、芝砂二刀流の快速馬が風を切る。
提供:デイリースポーツ