昨年に続き、今年も
大阪杯(4月2日・阪神芝2000m)への出走を予定している
ジャックドール(栗東・
藤岡健一厩舎)。
香港カップ(7着)以来のレースになるが、2月下旬から栗東での追い切りを開始しており、着々と調教は積み重ねている。
今朝22日はレースに向けた1週前追い切り。古馬1勝Cの
ファンジオを追走するが、向正面でのラップはかなり遅く、そこを馬自身がしっかりと我慢しながらの追走。3コーナーあたりからようやく手綱が譲られる形で加速していき、4コーナーでは追いつきそうな勢い。ただ、前に出るところまではなく、最後の直線に向いた。
並んだところまでは速かったので、最後は相手を突き放すかな、という体勢。ただ、そこからなかなか前に出るところがなく、ゴール板ではほぼ同入というフィニッシュになった。
時計は6F84.2〜5F67.2〜4F50.9〜3F35.8〜2F22.4〜1F11.5秒。最後の直線に向いたところでは10.9秒と速いラップだったが、これは前半のペースを考えればこの馬としては踏んで不思議ないラップ。そこから11.5秒と減速してしまっているあたりに休み明けなのかな、と感じてしまう。これが来週の追い切りでどこまで改善してくるか、少し課題の残る動きだったかも知れない。
(取材・文:井内利彰)