「
桜花賞・S1」(22日、浦和)
直線一気に伸びた1番人気の
メイドイットマム(牝3歳、船橋・石井勝)が、先に抜け出していた
サーフズアップを難なくかわしてV。東京2歳優駿牝馬に続くS1重賞2勝目で、NAR
グランプリ2歳最優秀牝馬の貫禄を示した。2着は2番人気の
サーフズアップ、3着は7番人気の
フークエンジェルが入った。
最後の直線。
メイドイットマムがものすごい脚で伸びてくる。前にいるのは4コーナーで先頭に立った
サーフズアップ、ただ一頭。しかし相手ではなかった。並ぶ間もなくかわして、1馬身半差をつけた。
今年から距離が100メートル短縮され、今開催始まった薄暮競馬で“新生・
桜花賞”を制した
本橋孝太は「いつもより落ち着きがあって、かえって気を抜くところがあったけど、手前を替えてからは、いつものようないい脚だった」と満足げにうなずいた。
昨年暮れの東京2歳優駿牝馬に続く
ビッグタイトルだ。
石井勝男師が「2走前に大井で強い勝ち方をしてくれたので、
東京プリンセス賞(5月11日・大井)へ」と牝馬クラシック“2冠”獲りを宣言すれば、主戦も「自分が一番苦しい時に助けていただいた厩舎なので、この馬で結果を出していきたい」ときっぱり話した。
提供:デイリースポーツ