◇厳選超抜リスト
G1企画「厳選超抜リスト」は
メイケイエールを猛烈プッシュ。最終追いを見守った池添と武英師はコースから引き揚げてきた
メイケイエールを拍手で出迎える。「完璧な調教ができた」と満足げな師。ほほ笑ましい光景が状態の良さを象徴していた。
追い切りは荻野助手を背にCWコースへ。4F標識から走り出すと序盤は普段通り前向きさを前面に出したが、直線はリズム良く、ダイナ
ミックなフォームで駆け抜けた。時計は4F51秒9〜1F11秒4をマーク。「以前は馬場入りでごねたり、キャンターにすぐ入っていたが今日はダクから常歩(なみあし)で落ち着いていた」。5歳初戦を迎え、精神面の成長を証明する調教だった。
池添を背にした1週前追いはCWコースで4F47秒0の自己ベスト。見るからに筋肉が増し、馬体は
パワーアップしている。師も「カイバをしっかり食べて体はこんなにうまくいくかと思うぐらい成長している。以前の線の細いエールではなくなった」と力を込める。
1年前の
高松宮記念は外枠17番から5着まで追い上げたが、内有利な特殊な馬場に泣いた。「昨年は悔しい思いをしたし、今年は絶対獲るつもり。負けるつもりはないです」。前走・
香港スプリント(5着)に続き、G1は7回目の挑戦。悲願の勝利を手にする準備は整った。
《チェアマンズS選出で来月香港遠征も》
メイケイエールは登録を済ませている香港の
チェアマンズスプリントプライズ(4月30日、シャティン)に選出された。22日、
JRAが発表。出否は未定だが香港に遠征すれば昨年12月の
香港スプリント5着以来、2度目となる。
スポニチ