国内のG1で川田の騎乗馬が上位人気を背負うのは当然で、さらに先日のドバイワールドCではテン乗りで
ウシュバテソーロを頂点に導いたばかり。国内外の視線を集める男が
大阪杯でコンビを組むのは屈腱炎の長期休養を経て昨秋の
ジャパンC3着、今年の
日経新春杯Vと復活をアピールした
ヴェルトライゼンデだ。6度目のG1挑戦で初勝利が現実味を帯びている。
追い切りは坂路4F52秒8〜1F12秒1のタイムでピリッとした脚取り。川田は19年9月の新馬戦(1着)以来の感触とあって「だいぶ時間がたっているので別馬のようになっています」と当時の幼さは消えているとし、「とてもいい背中。馬格もあって自分というものをしっかり主張してくれる馬。彼自身の気持ちが走る方向に向くように競馬を組み立てていきたい」と涼しい顔で続けた。
現役時代の父
ドリームジャーニーも管理していた池江師は「屈腱炎で長く休んでいた馬。G1を勝ってファンの皆さまと喜びを分かち合いたい」と厩舎ゆかりの血統でもあり、脳裏に描くのは故障にめげなかった感動のシナリオだ。
スポニチ