4月2日の中山8R・
山吹賞(3歳1勝クラス、芝2200メートル、6頭立て)は、1番人気の
ドゥレッツァ(牡3歳、美浦・
尾関知人厩舎、父
ドゥラメンテ)が、最後の直線で上がり3ハロンメンバー最速の33秒9の末脚で力強く抜け出し、連勝を飾った。勝ちタイムは2分16秒3(良)。
スタート直後につまづいて鞍上が態勢を崩したものの、すぐに立て直して道中は4番手からレースを展開。遅い流れにも折り合いはピタリとついた。抜群の手応えで最後の直線に向くと、逃げ込みを図る
フロムナウオン(
津村明秀騎手)に1馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。
横山武史騎手は「いい意味で調教と違っていました。スタート直後に落馬寸前のアク
シデントがありましたが馬自身がうまく態勢を整えてくれました。4コーナーの反応は思った以上でした。調教のイメージよりは瞬発力がありました」と喜びを口にした。
尾関調教師は「久々の実戦の分もあったのか、もともとゲートは速くないんですがしっかり勝ち切ってくれて良かった。使いたいところを2回も使えず一頓挫も二頓挫もあったんですが結果を出せて良かった。先のある馬なので馬の状態をしっかり見て、ダービー
トライアルも視野に入れますが、オーナーと相談して決めたいです。牧場時代から評価が高くてこの時点で2つ勝てて良かった。この先も楽しみな馬ですね」と安どの様子だった。
スポーツ報知