いよいよ23年クラシックが開幕する。今週は牝馬3冠の第1ラウンド「第83回
桜花賞」(9日、阪神)。昨年の阪神JFを快勝した
リバティアイランドが直行ローテで登場。2歳女王がさらに成長した姿を見せつけるか。今年の3歳重賞を制した6頭もそろい、女王逆転に燃える多彩な顔触れとなった。
中心は2歳女王
リバティアイランドで揺るがない。昨年12月の阪神JFは中団から鋭く伸びて差し切り、レース史上2位タイとなる1分33秒1の好時計で快勝。2着馬に2馬身半の決定的な差をつけ、
JRA賞最優秀2歳牝馬に輝いた。そこからの直行ローテとなるが、順調に乗り込まれて仕上がりに不安はなさそう。阪神JF勝ち馬はこれまで2頭が
桜花賞に直行して【1・1・0・0】と結果も出ている。21年
ソダシ以来、直行ローテで桜の女王を目指す。
逆転候補には未対戦組を挙げたい。
ディープインパクト産駒の最終世代となる
ライトクオンタムはデビュー2連勝で
シンザン記念V。07年以降、
シンザン記念で3着以内だった牝馬は7頭中5頭が
桜花賞制覇。秘めた素質は通用する。
モズメイメイは当舞台の
こぶし賞→
チューリップ賞を逃げ切って連勝中。G1でもマイペースで行ければ侮れない。
キタサンブラック産駒の
コナコーストも末脚は堅実。
クイーンC1&2着の
ハーパー、
ドゥアイズなど相手探しはかなり難解だ。
スポニチ