フィリーズレビューを制した
シングザットソング(牝3、栗東・
高野友和厩舎)が
桜花賞(3歳・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。
フィリーズレビューの覇者は
桜花賞で苦戦が続いている。平成以降に限れば、
フィリーズレビューと
桜花賞を連勝した馬は、97年
キョウエイマーチと05年
ラインクラフトの2頭のみ。06年以降は17連敗中で、馬券に絡んだのも12年3着
アイムユアーズの1頭だけとなっている。
シングザットソングは逆風データを跳ね返せるか。一つ言えるのは、近年の
フィリーズレビュー覇者はいかにも1400mがベストの馬が多かったのに対し、
シングザットソングは本質的にマイラーの可能性が高いということ。
実際、デビューから3戦連続で1600mを使われていたため、前走時には1400mへの対応を不安視されていたほどだ。前後半3Fが33.2-35.8のハイペースを早め進出で押し切った
フィリーズレビューの勝ちっぷりも優秀。未対戦の
リバティアイランドや
ライトクオンタムに一泡吹かせる可能性は十分にある。
【
フィリーズレビューと
桜花賞を連勝した馬】カッコ内は
桜花賞の人気
69年
ヒデコトブキ(3)
70年
タマミ(1)
73年
ニットウチドリ(1)
75年
テスコガビー(1)
81年
ブロケード(1)
85年
エルプス(2)
86年
メジロラモーヌ(1)
97年
キョウエイマーチ(1)
05年
ラインクラフト(2)