今年3月にデビューした新人の
佐藤翔馬騎手(18)=美浦・小桧山悟厩舎所属=が4月4日の川崎3Rで騎乗した
ラムダ(牡5歳、川崎・
平田正一厩舎、父
ルーラーシップ)で勝ち、デビュー初勝利を挙げた。
好スタートから先頭に立ってレースの主導権を奪うと、スローに落とし込んでの楽逃げに持ち込んだ。直線に入っても脚色は衰えず、1馬身半差で押し切り勝ち。3月4日にデビューした後は
JRAで29戦、地方で6戦目の計35戦目での初勝利となった。
佐藤翔騎手は川崎生まれの川崎育ち。父が元騎手で現在、川崎競馬調教師の
佐藤博紀氏。母も父の厩舎できゅう務員をしている。
レース後、川崎競馬の関係者に囲まれ「もっと早く勝ちたいと思っていましたが、お世話になった方たちの前で勝ててうれしい。ホッとしました」とうれしそうな笑みを見せた。
レースを見守っていた、師匠の小桧山悟調教師は「子供の頃から草競馬に乗ってきた子だから、騎乗に対しての経験値が違う。自分の言葉で馬のことが話せるし、騎手脳が優れている」と評価。愛弟子の初勝利を喜んでいた。
スポーツ報知