◆サンタ
アニタダービー・米G1(4月8日、サンタ
アニタパーク競馬場・ダート1800メートル=8頭立て)
カナダを拠点に活躍する
木村和士騎手が騎乗した大井所属の
マンダリンヒーロー(牡3歳、
藤田輝信厩舎、
父シャンハイボビー)は惜しくも鼻差の2着に敗れた。優勝は重賞2連勝中の
プラクティカルムーブ(牡3歳、 T.ヤクティーン厩舎、父プ
ラティカルジョーク)。勝ち時計は1分48秒69。
レース序盤は隊列の真ん中5番手から人気の
プラクティカルムーブ(R.ヴァスケス騎手)を前に置く形で追走した
マンダリンヒーロー。ペースアップした3コーナー過ぎに内ラチ沿いから徐々に進出すると、直線入り口では
スキナー(V.エスピノーザ騎手)と競る形でスパートした。4角先頭で早めに抜け出した
プラクティカルムーブとの差を徐々に詰めると、最後は非常に際どい首の上げ下げまで持ち込んだ。大井競馬から米国G1を勝つという史上初の快挙こそ逃したが、海外初挑戦で見事な走りを見せた。
このレースは
ケンタッキーダービー・G1(5月6日、米国
チャーチルダウンズ競馬場)に出走するためのポイントが設定された「ロード・トゥ・ザ・
ケンタッキーダービー」の対象レース。今回は2着40ポイントを獲得。今後は「
ケンタッキーダービー、是非行きたいと思います」と藤田調教師がレース後に明かしている。
木村和士騎手(
マンダリンヒーロー=2着)「勝てたかなと思ったんですけどね。調教で乗ったときは自分で行く気を見せないぶん、大丈夫かな?と思ったんですけど、レースでは別馬のように推進力を見せてくれて、ハミもしっかりとって、ペースにもいい感じでついていけました。
ケンタッキーダービーも楽しみです」
スポーツ報知