歴史のある舞台に新しい風が吹く。京都競馬場はスタンドの改修工事を終え、センテニアル・パークとして今週から新装オープン。開幕週の日曜メインは「第54回マイラーズC」が行われる。安田記念へつながる重要な一戦だ。20年11月以来、約2年半ぶりの開催。思う存分に淀の景色を楽しもう。

　マイルに転じて3連勝中のジャスティンスカイが主役だ。昨秋、東京遠征した鷹巣山特別(2勝クラス)、秋色S(3勝クラス)は中団追走から差し切りV。今年初戦の前走・洛陽Sは道中5番手から早めの立ち回りを見せて快勝した。前走後は放牧を挟んでリフレッシュ。1週前は初コンビを組む川田を背にCWコースで6F82秒9〜1F11秒2を刻み、僚馬に1馬身先着した。仕上がりの良さが目を引き、重賞初制覇へ態勢は整った。

　連覇が懸かるソウルラッシュは昨秋のマイルCSで0秒3差の4着。G1レベルの実力を証明した。時計勝負にも対応可能な万能タイプで、上位争いが期待できる。シュネルマイスターは前走・中山記念4着と復調気配を示した。早めに栗東入りして、気配は着実にアップ。昨夏の欧州遠征で地力強化したキングエルメスも順調な仕上がりを見せる。

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