メンバーの多くが1勝馬ということも珍しくないが、それでも
ユーバーレーベン、
ウインマリリン、
モズカッチャン、
チェッキーノ、
デニムアンドルビー、
サンテミリオンなど、
オークスでも活躍する馬がしばしば現れている。本番を展望する上で見逃せない一戦だ。
1.近年は距離延長組が活躍
近4回で3着以内に入った12頭中、11頭は前走が1600mか1800mの馬だった。以前は距離延長組が人気を裏切って凡走してしまうこともしばしば見られたが、近年は傾向が変わってきた模様。
2.未勝利上がりは通用しにくい
過去10回で、前走が重賞だった馬が複勝率23.6%、前走が1勝クラスだった馬が複勝率16.9%で、前走が未勝利だった馬は複勝率12.9%。3歳の春にもなると、未勝利勝ち直後の馬が、既に上のクラスを走っている馬相手にいきなり互角以上に渡り合えるケースは多くない。
3.妙味は先行馬
昨年は前残りの競馬となり、4角2番手で回った
シンシアウィッシュが9番人気で3着。また、一昨年は4角2番手だった
スライリーが14番人気で2着に激走した。特に近年に関しては追い込みが不発となり、先行した伏兵が台頭することが多くなっている。
ゴールデンハインドは前走の
フラワーCで4着も、不良馬場で追い込みが決まる展開を先行した結果であり着順以上の強さだった。3走前のアイビーSで東京を経験していることからコース替わりはこなしてきそうで、前走以上の結果を期待。