新・京都競馬場における一発目の重賞。京都で行われていた12〜20年の9回を振り返ると、平坦の開幕週ということからスピードが要求され、上がりは32秒台、レースタイムは1分31秒台になることも珍しくなかった。
リニューアル直後で傾向が替わる可能性はあるが、以前の傾向を概ね引き継ぐと仮定してデータを見ていきたい。
1.逃げ切りは難しい
京都開催だった過去9回で、逃げて勝ったのは11年の
シルポートのみ。京都は3角から下りのコースで、逃げ馬は脚の使いどころが難しい面があり、平坦だからと言って逃げ切りは容易ではない。
2.前走もマイルは苦戦傾向
京都開催だった9回で、前走が1400mだった馬は連対率38.5%、前走が1800〜2000mだった馬は連対率27.3%なのに対し、前走がマイルだった馬は連対率8.1%。距離変更となる馬の方が活躍傾向。
3.スピード優勢な若い馬が活躍
京都開催だった9回で、4歳馬は[3-4-2-30]で複勝率23.1%、5歳馬は[4-1-5-21]で複勝率32.3%なのに対し、6歳馬は[1-1-1-25]で複勝率10.7%、7歳以上は[1-3-1-28]で複勝率15.2%。軸に関しては、スピードのある若い馬をチョイスするのが良さそう。
シュネルマイスターは昨年の
安田記念以来馬券圏外の結果が続いているが、
香港マイル以外では大きく負けているわけではなく、前走の
中山記念に関しても進路がなくならなければ勝ち負けまであった内容。マイルのGIIなら順当に勝ち負けと見る。