前哨戦である
阪神大賞典を勝ったことで、
天皇賞(春)(4月30日・京都芝3200m)では注目を集める存在となりそうな
ジャスティンパレス(栗東・
杉山晴紀厩舎)。レースでは前走から引き続き、
C.ルメール騎手の騎乗が予定されているが、レースに向けた今朝19日の1週前追い切りには先週に引き続き、
高倉稜騎手が跨っている。
1回目ハロー終了直後の時間帯、同厩
ブライトファントムとともに入場。2コーナーから向正面に向かっていくあたりでは2馬身ほど後ろから追走していき、その差を保ったまま、向正面を抜けていく。
4コーナーは外を回って、先行していた相手に並びかけていく。直線に向くと準備万端とばかりにギアが一気に上がって加速。最後はきっちりと先着してのゴール。動きでギアの変化が分かるあたり、いかに折り合って道中を走ることができていたかということだと思うし、ゴール前でもまだまだ余裕のある感じだった。
時計は6F81.0〜5F65.9〜4F51.2〜3F36.6〜2F22.8〜1F11.4秒。最後の直線2Fは11.4秒が続く形となったが、道中できれいな加速ラップを踏むことができているのが何より評価できる。大舞台へ向けて、順調そのものといった感じがする。
(取材・文:井内利彰)