19日(水)、
大井競馬場(晴・稍重)で行われたダート
グレード競走の第34回
東京スプリント(JpnIII・1200m・出走11頭)は、道中先団のインで脚をためた
リュウノユキナ(
JRA)が直線で外に切り返し、ゴール前で差し切って1番人気に応えた。勝ちタイムは1分10秒3。
3/4馬身差の2着に先に抜け出た2番人気の
ケイアイドリー(
JRA)、さらに1馬身差の3着に外から差した4番人気
オーロラテソーロ(
JRA)が入り、地方勢は後方から追い込んだ
エアアルマス(川崎)の4着が最高だった。
勝った
リュウノユキナは父
ヴァーミリアン、
母ネオカラー(
その父クロフネ)という血統の8歳牡馬で、
JRA美浦・
岩戸孝樹調教師の管理馬。通算成績は49戦10勝(うち地方15戦5勝、海外1戦0勝)、重賞は2021年の
東京スプリント、
クラスターカップに続き3勝目となった。
<レース後の関係者コメント>
1着
リュウノユキナ(
横山武史騎手)
「本当にいい馬なのですが、なかなか上手い騎乗ができなくて、本当に今回は勝てて嬉しいです。海外帰りということでちょっと不安ではありましたが、調教に乗せて貰った時から凄く状態が良かったですし、その辺りに関しては凄く自信がありました。枠が出た時点で最高の枠だな、と思いましたし、あとは僕がこの馬の能力を邪魔しないように乗るだけだと考えていたので、能力を発揮できて良かったです。直線を向いた時にちょっと進路がなかったのですが、元々あまり使える脚が長い馬ではないので、結果的に凄く良い感じで待たされて、良いタイミングで追い出す事ができました。(
皐月賞に続いて週なかばにも重賞勝ちで)本当にいい馬に沢山乗せて頂いているので、この調子で引き続き沢山勝てるように頑張りたいと思います」
2着
ケイアイドリー(藤岡康太騎手)
「スタートで少し寄られる所がありましたが、切り替えて思っていたポジションが取れました。脚はたまっていましたし、しっかり反応してくれました。勝った馬が内で手応えが良いのは分かっていましたが.....。それでも2回目の地方交流で馬は凄く落ち着きがありましたし、勝てはしませんでしたがよく頑張ってくれました」
3着
オーロラテソーロ(
鮫島克駿騎手)
「スタートして挟まれるような不利があって、そこまで二の脚がつきませんでした。そこで切り替えて、なるべく外々を走りました。状態に関しては不安なく、良い状態で来ていましたが、スタートの不利が痛かったです」
5着
ギシギシ(
矢野貴之騎手)
「思った通りの競馬は出来ましたが、少し道中息が入りませんでした。切れ負けしたのは中央の馬を誉めるしかないでしょう。まだ良くなると思います」
(取材:大関隼)
ラジオNIKKEI