2年半という長い工事期間を経て、京都競馬場がいよいよグランドオープン。開幕を飾る土曜の1R・3歳未勝利(芝2000m)は、良血馬の出走や京都初騎乗の騎手など見どころが盛りだくさんだ。
■ラスト勝利の
和田竜二騎手が幕開けも飾るか
改修前のラストレース、20年11月1日の12R・3歳上2勝クラス(ダ1200m)で、
コパノマーキュリーに騎乗して勝利したのが
和田竜二騎手。幕開け飾る土曜1Rでは
エドワーズクラウン(牡3、栗東・
大久保龍志厩舎)とコンビを組み、中2年半の連勝目指す。
■京都初騎乗となる2名のジョッキー
3年目迎えた
小沢大仁騎手、1年目の
田口貫太騎手は京都初騎乗。小沢騎手は
マルカブリッツ(牡3、栗東・松永昌博厩舎)、田口騎手は
ニホンピロパークス(牝3、栗東・服部利之厩舎)に騎乗し“初京都”で勝利狙う。
■名手が良血馬と勝利へ
京都で1300勝以上を挙げている
武豊騎手が
スイープアワーズ(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)に騎乗する。
父ディープインパクト×
母スイープトウショウの良血馬で、両親はともに京都のGIを複数勝利。加えて父の産駒では最も誕生日が遅いディープ“最後の仔”だ。名手×良血馬で新たな伝説を刻むか。
■世代唯一の産駒がデビュー
リッチーリッチー産駒の
アッチェレランド(牡3、栗東・
矢作芳人厩舎)が
坂井瑠星騎手の鞍上でデビューする。アイルランド生まれの父は
JRAで4勝を挙げたほか、18年の
ダイヤモンドSで4着の実績。20年生まれでは唯一の産駒となる。
■セレクト2億3000万円の高額馬が初V狙う
岩田望来騎手を背に出走する
ムジェロ(牡3、栗東・
藤原英昭厩舎)は、
父ハーツクライ、
母シーヴ、母の
父Mineshaftという血統。20年のセレクトセール当歳において2億3000万円で取引された高額馬で、半兄に同年のセレクトセール1歳で5億6000万円の値がついた
ショウナンアデイブなどがいる。