横山典弘騎手が
マテンロウレオ(牡4、栗東・
昆貢厩舎)で
天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)の8年ぶり4勝目を狙う。
横山典騎手はこれまで
天皇賞(春)に21回騎乗。96年に
サクラローレルで初制覇を果たすと、04年には10番人気の伏兵
イングランディーレで鮮やかな逃げ切り。一転、15年には
ゴールドシップを後方から向こう正面で進出、直線で再加速する2段階スパートで勝利に導いた。1番人気に騎乗したのは97年
サクラローレル(2着)の1回だけだが、それでいて通算成績は[3-2-3-13]の勝率14%、複勝率38%。さすがは長距離を得意としている大ベテランだけあって、変幻自在のレース運びで、パートナーの持ち味を存分に引き出している。
今年は
マテンロウレオで挑む。昨秋の始動戦となった
アンドロメダSを制すると、その後は重賞で4戦連続して掲示板を確保。前走の
大阪杯でも好位から渋太く脚を使い、0秒4差の4着に食い込んだ。今回は初の長距離戦となるが、そこは鞍上の腕の見せどころ。
ハーツクライ産駒らしく、古馬を迎えての充実ぶりは目を見張るだけに、アッと驚く激走があっても不思議はない。