4月30日(日)に京都競馬場で行われる
天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)。現在では数少ない長距離重賞とあって、予想に頭を悩ませているファンも多いことだろう。
競馬界でよく耳にするのは「長距離戦は騎手で買え」という格言。折り合いや仕掛けどころが勝負を分ける長丁場では、騎手が占める
ファクターは大きい。そこで今回は“長距離巧者”といえるのは誰かを調査。過去10年で最も好成績を挙げている騎手をご紹介したい。(データは芝2500m以上&騎乗回数50回以上で算出)
勝率が一番高かったのは
C.ルメール騎手で勝率31%、複勝率60%と圧倒的。勝率2位の
菅原明良騎手が勝率16%、複勝率22%という点からも突出した成績であることが分かる。また、長距離が得意なイメージがある
横山典弘騎手は勝率14%、複勝率27%。
武豊騎手は勝率13%、複勝率35%だった。
さらに驚くべき点は
ルメール騎手の回収率。人気馬への騎乗が非常に多いにもかかわらず、単勝・複勝ともに100%を超えているのだ。今週末の
天皇賞(春)では
阪神大賞典を制した
ジャスティンパレスとコンビを組む予定。巧みな手綱捌きで昨年の覇者
タイトルホルダーの牙城を崩せるか注目したい。