昨年の
ドバイターフ、今年の
サウジカップを制した
パンサラッサ(牡6=矢作)は体調面に問題がなければ、英G1サセックスS(8月2日、
グッドウッド競馬場)へ向かうことが分かった。
芝のマイル戦は新馬戦(6着)以来。矢作師は「どこかでマイル戦という考えがありました。マイルを使うなら、タフなマイル戦を使ってみたかった。昨年、
バスラットレオンで(サセックスSが)タフなマイルということは分かっていますからね。いろいろな条件やレースの格など全て含めて決めました」と説明した。
レースの内容、体調次第ではインターナショナルS(8月23日、ヨーク競馬場)への転戦の可能性もある。「ヨークはイギリスの中でも最も平たんで、ワンターンの2050メートル。(サセックスSの)タフなマイルに対し、こちらはスピードタイプの2050メートルというイメージを持っています」と話した。
前走のドバイワールドC(10着)の後は帰国し、放牧に出されている。「今は回復に向かっているようです。遠征となると1カ月前には(栗東に)入れないといけない。(1カ月前まで)まだ2カ月以上ありますし、十分な間隔ではないかなと思っています」と見通しを語った。
その後は帰国して
天皇賞・秋(10月29日、東京)を視野に入れている。
【サセックスS】名馬を輩出する英伝統のマイルG1
サセックスSは1841年に創設、古い歴史のあるG1レースだ。過去10年の勝ち馬を見ると2012年に
フランケルが史上初の連覇を達成。23日の
マイラーズCを制した
シュネルマイスターの父
キングマンは14年にこのレースを制している。昨年は
バーイードがデビューから無傷の9連勝、G1・5連勝を飾った。このレースには日本調教馬として
バスラットレオンが参戦、人気を覆す4着と奮闘した。
スポニチ