“豪州の名手”
ダミアン・レーン騎手が、
シルヴァーソニック(牡7、栗東・
池江泰寿厩舎)で
天皇賞(春) (4歳上・GI・芝3200m)に初参戦する。
レーン騎手は19年に短期免許で初来日した。先週までに
JRAで510戦120勝。勝率の2割3分5厘は
武豊騎手やC・
ルメール騎手を上回っている。また、大舞台に強く、GIでは25戦して4勝、2着5回、3着2回の好成績。さらには長距離も無双状態だ。
天皇賞(春)は初騎乗となるが、芝2500m以上では[4-1-2-2]の勝率44%。重賞に限れば[3-1-0-0]と“ほぼ
パーフェクト”だから頼もしい。世界中で結果を残している名手だけに、今週が初騎乗となる京都競馬場も難なく対応してくるだろう。
パートナーとの相性も抜群だ。
シルヴァーソニックとは昨年のステイヤーズSで初コンビ。ここでいきなり重賞初制覇に導くと、前走のレッド
シーターフハンデキャップも快勝。詰めが甘い印象があった
オルフェーヴル産駒を完全に手の内に入れている。一気に相手強化となる大一番でも、その手腕で勝利へと導くか、大いに注目したい。