ファルコンS2着の後、
NHKマイルC(5月7日・東京芝1600m)に向けて調整を進めている
カルロヴェローチェ(栗東・
須貝尚介厩舎)。今朝26日はレースでも騎乗が予定されている
D.レーン騎手が跨って、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
CWで
リレーションシップと
ヘッズオアテールズの2頭が先行して、これらを追いかける形。6F標識のあたりで4馬身ほど追走していたかなという距離感だったが、その距離は保たれていたものの、道中の走りは少し行きたがっているように見えた。
追い切りが多い時間帯ということもあり、4コーナーでは他厩舎の併せ馬がいた関係で、前の2頭が馬場中央を通ってくる。それにより、
カルロヴェローチェは更に内を回る形となったので、最後の直線に向くと、すぐに2頭に並びかけるような形となった。
しかし、そこから抜け出してくることはなく、ラスト1Fは止まり気味で、結局追いかけた分だけ遅れる形でのフィニッシュとなる。
時計は6F81.5〜5F66.0〜4F51.2〜3F37.0〜2F24.2〜1F12.7秒。時計を要する馬場状態だったことは間違いないが、終い止まった要因は道中の折り合いもあったと思う。前走時の1週前追い切りではCWで抜群の動きを見せていただけに、その比較でいくと、少し不安が残る動きだったといってよいだろう。
(取材・文:井内利彰)