◆第167回
天皇賞・春・G1(4月30日、京都・芝3200メートル)
第167回
天皇賞・春(30日、京都)の枠順が27日決まり、連覇に挑む
タイトルホルダーは過去最多13勝を挙げる3番に入った。史上4頭目の異なる競馬場での同一G1連覇に追い風だ。
連覇に向けて、また大きなハードルを越えた。
タイトルホルダーは昨年の8枠16番から一転、今年は内めの2枠3番に決まった。栗田調教師は「決められた枠で最善を尽くしたい。これからジョッキーとも相談しながら考えていきます」と慎重な姿勢を崩さなかったが、2枠3番は過去最多13勝、勝率1位(15・9%)の最強枠。過去10年間でも17年に
キタサンブラックが逃げ切りVを決めており、脚質的にも好材料だ。
絶好の動きを披露した最終追い切り明けの27日は、美浦トレセンの角馬場で調整。栗田師は「いつも追い切り後は運動のみですが、明日(28日)に輸送をするので今日も乗りました。落ち着いているし、何の問題もありません。問題がないというのが一番ですね」と納得の表情。調教、枠順と、ここまでは陣営の思惑通り進んでいる。
振り返れば、5馬身差で圧勝した
菊花賞も2枠3番。8馬身差をつけた前走の
日経賞は2枠2番と、内めの枠で圧倒している実績もある。史上6頭目となる連覇へ、視界はすこぶる良好だ。
スポーツ報知