藤田菜七子騎手＝美浦・根本康広厩舎＝は、自身最多の66勝を挙げる得意の新潟に舞台を替え4鞍(土曜3鞍、日曜1鞍)に騎乗する。

　土曜9Rはユカリプレリュードと5度目のコンビ。前走は果敢に先手を奪うと最後の直線でもしぶとく脚を使い4着と見せ場を作った。この中間も2週連続で追い切りに騎乗し、感触を確認した。「小倉で3戦した後にリフレッシュして帰厩しましたが、気持ちの余裕があるなと感じました。手前の替え方にクセはないので、初めての左回りも問題なくこなせると思います。休み明けですが、今週の1本で変わってくれるでしょう。競馬に行くと気が入る馬なので心配していません」と手応え。

　土曜12Rは自厩舎のドラゴンゴクウに4戦連続の騎乗となる。近走はダートの短距離へと矛先を向け、3走前には連対を果たした実績がある。「前走は福島の流れが忙しかったですね。50メートルでも延びるのはプラスだと思います。状態は変わらず維持しているので、新潟でもいい競馬ができれば。時計はかかった方がいいですね」と反撃を期待。

　日曜10Rのディアナグランとは3戦ぶりのコンビ。昨年10月には今回と同じ千直で自身が手綱を執り中央初勝利を挙げた。「3走前に同じ条件で勝った時はゲートが速かったですし、枠も良くて押し切ってくれました。ただ、左にモタれる傾向がありました。片ブリンカーをつけて対策するので、まっすぐ走れればさらにこの馬の良さが出るはずです」と意気込む。

【土曜新潟】

5Rカズキ(牡3歳、栗東・梅田智之厩舎、父モーリス)

9Rユカリプレリュード(牝3歳、美浦・根本康広厩舎、父キタサンブラック)

12Rドラゴンゴクウ(牡4歳、美浦・根本康広厩舎、父トゥザグローリー)

【日曜新潟】

10Rディアナグラン(牝5歳、美浦・大竹正博厩舎、父ダイワメジャー)

スポーツ報知