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【尾形充弘元調教師のザ・戦評】勝ったルメール騎手の騎乗にアッパレ 勝つレース運びをし、ジャスティンパレスがしっかり応えた

デイリースポーツ
  • 2023年05月01日(月) 06時00分
 「天皇賞(春)・G1」(30日、京都)

 新装・京都のオープニングG1を制したのは2番人気のジャスティンパレス。ルメールの好リードに導かれ、鮮やかな差し切りでG1初制覇を飾った。2着は3年連続の銀メダルとなった5番人気ディープボンド、3着には6番人気の7歳馬シルヴァーソニックが続いた。なお、断然の1番人気に支持された昨年の覇者タイトルホルダーは2周目4コーナーで競走を中止。また、アフリカンゴールドも2周目の向正面でレースを中止した。

  ◇  ◇

 ジャスティンパレスに騎乗したルメール騎手アッパレでした。スタートしてから中団のラチ沿いに構えて前半のロスを抑え、そこから徐々に外へ進路を取り、坂を登り切って下りに入ったところでは前をとらえられるポジションにいました。そこからいったん我慢させて、4角手前から外へ出してスパート。自然な流れでこのような乗り方ができるのは素晴らしい。鞍上が勝つレース運びをして、馬がそれにしっかり応えましたね。

 もう1人、アッパレをあげたいのは3着シルヴァーソニックのレーン騎手です。道中は後方の位置から動かないでレースを進め、坂の下りから徐々に進出を開始。ここで焦らずじっくり我慢させたことが直線で生きました。彼でなければ3着には来なかったと思います。

 2着のディープボンドは自分の競馬に徹して勝負をかけ、力を出し切りました。3番人気6着のボルドグフーシュは終始、馬群の外を回る形になってしまいましたね。

 タイトルホルダーはレース前から気になるところがありました。返し馬でいつもより掛かるようなそぶりを見せ、他の馬が輪乗りをしている時に、ダグを踏んでいる場面がありました。どうしたのだろうと思いましたね。実際、レースも厳しい形になってしまいました。深刻な事態にならないことを願っています。(元JRA調教師)

提供:デイリースポーツ

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