NHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)はジョッキーの
JRA・GI初制覇が多いレースとして知られる。
古い方から挙げると、02年の勝浦正樹騎手(
テレグノシス)、07年の
内田博幸騎手(
ピンクカメオ)、09年の藤岡康太騎手(
ジョーカプチーノ)、12年の
秋山真一郎騎手(
カレンブラックヒル)、18年の
藤岡佑介騎手(
ケイアイノーテック)の5人。また、13年の
柴田大知騎手(
マイネルホウオウ)はJ・GIを2勝していたものの、平地GIは初勝利だった。GIを一つずつ調べたわけではないが、これほど騎手のGI初制覇が多いレースは他にないだろう。
今年はどうか。想定段階ではあるが、
ショーモン(牡3、栗東・
橋口慎介厩舎)の
鮫島克駿騎手、
トーホウガレオン(牡3、栗東・
石坂公一厩舎)の
岩田望来騎手、
ドルチェモア(牡3、栗東・
須貝尚介厩舎)の
三浦皇成騎手の3人に
JRA・GI初制覇がかかる。
とりわけ三浦騎手は
JRA・GIで2着が2回、3着が7回。伏兵を何度も上位に導きながら、戴冠まであと一歩で涙をのんでいる。今回は2歳王者と初コンビでの参戦。この
ビッグチャンスを生かし、悲願のタイトル奪取といきたい。
【三浦騎手の
JRA・GIの2&3着】カッコ内の数字は人気
10年
安田記念・3着
スマイルジャック(5)
11年
安田記念・3着
スマイルジャック(3)
12年阪神JF・3着
レッドセシリア(10)
13年
エリザベス女王杯・3着
アロマティコ(5)
14年
NHKマイルC・2着
タガノブルグ(17)
14年
安田記念・2着
グランプリボス(16)
18年
フェブラリーS・3着
インカンテーション(6)
18年
高松宮記念・3着
ナックビーナス(10)
18年
天皇賞(春)・3着
クリンチャー(4)