21年に
JRA調教師を勇退した角居勝彦氏が代表理事を務め、引退馬支援活動をしている団体・ホース
コミュニティ(滋賀県栗東市)の設立10周年記念式典が1日、京都市内のホテルで開催された。
ホース
コミュニティは引退した競走馬を乗馬用に再調教(リトレーニング)したり、引退馬を使った福祉活動など、「馬と人との共生関係による活動」をテーマに活動している団体。式には角居氏のほか、騎手や調教師などの競馬関係者、引退馬をけい養している乗馬クラブや牧場の関係者が集まって盛大に行われた。
最初にあいさつした角居氏は、「(10年は)長くて短かった。どうすれば引退競走馬が助かるのかを考えながらやってきました」と笑顔で活動を振り返った。最近は以前よりも引退馬に関心を持つファンが増えたことに触れ、「100人のファンがいれば100通りの助け方があると思う。私たちの団体だけでなく、全国的にこういう機運が高まってくれれば」と活動に手応えを感じていた。
参加した日本騎手クラブ会長の
武豊騎手は「角居さんは競馬の華やかな部分と光が当たっていない部分の両方が見られる方。我々も何かできればと思っている。ホース
コミュニティは世界に誇れる団体です」と賛辞を送った。
スポーツ報知