5月2日(火)に
名古屋競馬場で行われる
かきつばた記念(4歳上・JpnIII・ダ1500m)。99年に創設されたダート
グレード競走で長年1400mで行われてきたが、昨年からは競馬場移転に伴い1500mに延長されている。
ハンデキャップ戦のため、
JRAから参戦する各馬は軒並み厳しい斤量を背負う。一方で名古屋所属馬は52kg。最大で9kgのハンデ差が設けられており、波乱も期待出来そうだ。発走予定日時は2日(火)の17時00分。主な出走予定馬は以下の通り。
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テイエムサウスダン(牡6、美浦・
蛯名正義厩舎)
2歳時の兵庫
ジュニアGPで重賞初制覇を飾り、4歳から5歳春にかけて
黒船賞や
根岸Sなどを勝利。これまで重賞5勝を挙げている。近走は少々不振だが、昨年の春には
フェブラリーSや
かしわ記念でも好走。今回はハンデ戦とあって61kgという厳しい斤量を背負うが、実績はメンバー随一。復活の狼煙を上げ、
蛯名正義師に初タイトルを届けることが出来るか。
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ドライスタウト(牡4、栗東・
牧浦充徳厩舎)
21年9月にデビューを迎えると、同世代では一枚上手の実力を発揮して
全日本2歳優駿まで3連勝。3歳初戦の兵庫CSでは4着だったが、休養を挟み立て直した
霜月Sで古馬相手に白星を飾った。
すばるS2着から挑んだ
フェブラリーSは、
レモンポップら相手に0.7差の4着に健闘。JpnIIIレベルなら実力上位といえる存在で、2つ目のタイトル獲得に期待がかかる。
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ルーチェドーロ(牡5、川崎・
池田孝厩舎)
JRA時代は
函館2歳Sで2着に入り、ダートでも
全日本2歳優駿や
ユニコーンSで上位入着。同世代で上位の実力を誇った。昨年1月、南関東に電撃移籍すると、同年3月の
フジノウェーブ記念で重賞初制覇。同年11月の笠松
グランプリで2つ目のタイトルを手にした。前走の
東海桜花賞は鋭い末脚で楽々差し切り、着差以上に強い内容。56kgと軽いハンデを活かして打倒
JRA勢に挑む。
そのほかにも
武豊騎手を背に悲願の重賞初制覇狙う
ヘリオス(セ7、栗東・
西園正都厩舎)、ダートでは5戦4勝の成績残す
ウィルソンテソーロ(牡4、美浦・
小手川準厩舎)、ダートのOP特別で活躍見せる
デュアリスト(牡5、栗東・安田隆行厩舎)などが出走を予定している。