◆第35回
かしわ記念・交流G1(
船橋競馬場・ダート1600メートル)
第35回
かしわ記念・交流G1(
船橋競馬場、1600メートル)が4日、13頭(
JRA6、南関東3、他地区4、
スマイルウィは競走除外)で行われ、2番人気の
メイショウハリオが直線差し切って勝利。前走
フェブラリーS・G1(3着)から巻き返してG1・2勝目を挙げた。首差の2着に
タガノビューティー、半馬身差の3着に
ハヤブサナンデクンが入線し上位5頭を
JRA勢が独占した。
レース後、
メイショウハリオの手綱を執った浜中は誇らしげだった。「この馬が一番強いと思って乗った」。大きく出遅れた前走の
フェブラリーSとは一変。好スタートを切ると、終始外めを追走し、直線半ばで先頭に。「後から
タガノビューティーがきたのが刺激になった。かわされることはないと思ったが、最後まで気を抜かずに追った」とこん身で追うと、激励に応えてグイグイと伸びた。
中間は課題のゲート練習を重ね、「力が出せるスタートだった。改めて、この馬の底力を感じた」と岡田調教師。兵庫在住の松本好雄オーナーもこの日は応援に駆けつけており、「オーナーが船橋にくるのは65年ぶりと聞いた。前走、撮れなかった写真が撮れて何より」と喜びをかみしめた。次走は連覇のかかる、
帝王賞・Jpn1(6月28日、大井)を視野に調整される予定だ。
メイショウハリオ 父パイロ、
母メイショウオウヒ(
父マンハッタンカフェ)。栗東・
岡田稲男厩舎所属の牡6歳。北海道浦河町・三嶋牧場の生産。通算21戦8勝(うち地方4戦2勝)。総獲得賞金は3億7130万5000円(うち地方1億8500万円)。主な勝ち鞍は
みやこS・G3(21年)、
マーチS・G3、
帝王賞・交流G1(22年)。馬主は松本好雄氏。
スポーツ報知