6日の京都8Rで
古川奈穂騎手(22)=栗東・矢作=が単勝1番人気の
マナウスを勝利へ導いた。
内枠から先手を主張し、前半はスローペースでの逃げ。向正面で横山典騎乗の3番人気
マテンロウアイにまくられたが、冷静に対処した。一度はハナを譲り、直線では外へ。再び差し返すと、そのまま後続の追い上げも許さなかった。3週連続での白星で、今年9勝目、通算では26勝目。
同騎手は4月23日の第1回福島競馬で騎手控室にスマホを持ち込み、インターネットを閲覧。競馬施行規定147条19号「競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した者」に該当するとして、次週13日から6月11日まで30日間の騎乗停止処分が下っている。
奈穂は「まずは、いろんな方にご迷惑をお掛けしてしまって、その中で競馬に参加させていただき、チャンスのある馬に乗せていただきました。関係者の方に感謝の気持ちでいっぱいです」と頭を下げた。「馬が本当に頑張ってくれました。ゲートが良くて返し馬でも落ち着いていました。途中、人間の方が焦ってしまう部分がありましたが、しぶとく最後まで頑張ってくれました。馬の力に助けられました。後ろの馬とは差がありましたし、上のクラスに行っても楽しみです」と、パートナーのさらなる飛躍を期待していた。
提供:デイリースポーツ