◆第149回
ケンタッキーダービー・米G1(日本時間5月7日、
チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル、18頭立て)
今年は日本から初めて2頭が参戦したが、カナダを拠点に活躍する
木村和士騎手とのコンビで、地方から初めての挑戦だった
マンダリンヒーロー(牡3歳、大井・
藤田輝信厩舎、
父シャンハイボビー)は12着に終わった。優勝はカステリャーノ騎手とコンビを組んだキャリア3戦のメイジ(牡3歳、米国・Gデルガド厩舎、父グッドマジック)。
同馬は2歳6月に
大井競馬場でデビュー。今年初戦の
雲取賞競走こそ2着だったが、5戦4勝でサンタ
アニタダービーポイントは出走可能となる200ポイントを超える270ポイントを獲得。地方馬初の米国G1挑戦までたどり着くと、レースでも鼻差の2位と健闘した。当初は
ケンタッキーダービーの補欠2番手だったが、締め切り当日に滑り込み出走を決めたが、2006年
シンガポール航空国際C(クランジ競馬場・芝2000メートル)を制したホッカイドウ競馬の
コスモバルク以来となる地方所属馬2頭目の海外G1制覇には手が届かなかった。
木村和士騎手(
マンダリンヒーロー=12着)「馬も自分もいい経験になりました。地方からの挑戦で、みんな『どうなんだ?』と思っていたのをサンタ
アニタダービーで覆すことができて、また、こうやって
ケンタッキーダービーにも出られたことですごい誇りに思います。これからも精進し続けるので、応援よろしくお願いします」
藤田輝信調教師「サンタ
アニタでいい結果出したので期待していたんですけど、残念でした。前走よりしっかり仕上げられていました。こういった舞台でも堂々としてくれて、馬に感謝しています。9日に中央の2頭と帰ります。戻ってから間に合うようなら、
ジャパンダートダービーを目指したいです」
スポーツ報知