「NHKマイルC・G1」(7日、東京)
3歳馬17頭で争われ、直線半ばで力強く抜け出した9番人気の
シャンパンカラーがG1初制覇を飾った。この勝利で東京マイル戦は3戦3勝。2着は大外から豪快に追い込んだ8番人気の
ウンブライル、3着は3番人気の
オオバンブルマイだった。勝ち時計は1分33秒8(稍重)。
18年
フェブラリーSの
ノンコノユメ以来となる約5年3カ月ぶりとなるG1タイトルをつかんだ内田博は、「なかなか大きなレースに乗る機会も少なくなってきましたが、
フェブラリーS(
アドマイヤルプス)に乗せてもらって感覚を味わわせてもらったのが、今回への
ステップにつながりました」と万感の思いを噛みしめる。「4コーナーから手応えが良かったですし、早めに抜け出さないようにと思っていた。楽に5、6番手につけられればと思っていましたが、主張する馬もいたのでしまいを生かそうと思いました」と会心の一戦を振り返った。
自身にとってのJRA・G1初制覇も、07年NHKマイルCを17番人気で制した
ピンクカメオだった。52歳のベテランは「長い昔の話になってしまいましたね。本当に先生やオーナー、僕を乗せてくれたこの馬の関係者に感謝しています」と頭を下げた。
提供:デイリースポーツ