東京11Rの第28回
NHKマイルカップ(3歳GI・芝1600m)は9番人気
シャンパンカラー(
内田博幸騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分33秒8(稍重)。アタマ差の2着に8番人気
ウンブライル、さらに1馬身1/4差の3着に3番人気
オオバンブルマイが入った。
シャンパンカラーは美浦・
田中剛厩舎の3歳牡馬で、父
ドゥラメンテ、
母メモリアルライフ(母の父
Reckless Abandon)。通算成績は5戦3勝。
レース後のコメント
1着
シャンパンカラー(
内田博幸騎手)
「(最近は)大きなレースに乗る機会が少なくなってきていました。今年は
フェブラリーSにも乗せてもらって、GIの感覚を味わっていたので、それも
ステップになって、今回につながったと思います。4コーナーの手前からすごく手応えがよかったので、早めに抜け出さないように、周りを見ながら追い出しを待ったのですが、あとはゴールをそのまま駆け抜けてくれ、という気持ちで追っていました。
周りに飛ばす馬もいて、楽に5・6番手が取れればそれがベストかな、と思っていたのですが、結構主張する馬もいたので、馬にそれほど負担をかけないで、雨が降って馬場も重くなっていたので、終いに活かそうかな、という感じで乗っていました。(
NHKマイルCは2007年
ピンクカメオ以来の制覇で)随分昔の話になってしまいますけど、このレースを勝てたことがすごく幸せですし、
田中剛先生やオーナー、この馬の関係者の皆様に感謝しています。僕を乗せてくれた、ということが本当にありがたいと思っています。
この間(前走)は休み明けだったのですが、きっちり権利が取れたので、広い東京コースの方が合っていると思うので、こういう競馬ができれば、先に行っても、これから力をつけていってくれると思うので、実りのある馬になってくれると思います」
1着
シャンパンカラー(
田中剛調教師)
「(今年の初勝利がGIに)5月になってやっとです。初勝利がGIというのも、そういう事になっていたのですかね。11番枠で騎手も良いところを選んで走ってくれました。スタートで出遅れて、後方の位置になった時は眼を瞑りました。最後は、こちらが思っている以上に伸びてくれました。今後はオーナーと相談して決めることになります」
2着
ウンブライル(
横山武史騎手)
「馬は最高でした。以前乗った時に走ると思いましたし、走ってくれました。ブリンカーをつけ、
阪神ジュベナイルフィリーズの時とは全然気持ちが違っていました。結果だけが残念です」
2着
ウンブライル(
木村哲也調教師)
「前走でも、直線では走るのを拒否するところがありましたが、今日は最後まで走り切ってくれました。馬体重が示すようにギリギリに仕上げましたが、それに応えてくれました。この後はオーバーホールして、期待に応えられるように管理していきたいと思います」
3着
オオバンブルマイ(
武豊騎手)
「残念です、惜しかったです。直線に向いてスムーズに外に出て勝ったかと思いましたが、スムーズに伸びた分、最後一杯になってしまいました。でも力を出し切れましたし、頑張ってくれました」
4着
ダノンタッチダウン(
川田将雅騎手)
「素晴らしい走りが今日はできました。だからこそ乾いた馬場で走らせたかったです」
5着
カルロヴェローチェ(
D.レーン騎手)
「外枠からリズム良く行けて直線に入りました。いい感じでしたが最後の勝負どころで馬場を気にしました」
7着
ミシシッピテソーロ(
柴田大知騎手)
「頑張っています。馬場に脚をとられて走りづらそうでしたが、直線に向いて頑張ってくれました」
9着
エエヤン(
戸崎圭太騎手)
「東京でペースが落ち着いた時に折り合いがどうかと思っていましたが、そこを上手く運べませんでした。直線がスムーズでは無かったこともありますが、そこでエネルギーを消耗してしまった事が大きかったです」
12着
ドルチェモア(
三浦皇成騎手)
「今日は馬場も考慮して、リズム重視で行きました。馬場の割にペースはおさまらず、結果として後ろの馬の決着。馬はリズム良く走ってくれましたが、上手くさばけず申し訳なかったです」
ラジオNIKKEI