父ディープインパクト×母の父ストームキャットは
キズナや
リアルスティール&
ラヴズオンリーユーの兄妹など、幾多のGI馬を輩出している有名なニックスだ。
この配合の馬は、特に東京の芝で好成績を挙げている。延べ154頭で[33-17-10-94]の勝率21%、連対率33%。勝率も複勝率も
JRA全10場の芝でトップとなっている。もちろん
ヴィクトリアマイルの舞台となる東京芝1600mとも相性が良く、延べ41頭で[9-5-4-23]の勝率22%、連対率34%。GIも17年
安田記念の
サトノアラジン、21年
安田記念の
ダノンキングリーの2勝を挙げている。
現役に父ディープ×母の父ストームキャットは6頭を残すのみだが、そのうちの1頭の
ルージュスティリア(牝4、栗東・
藤原英昭厩舎)が
ヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)に参戦する。昨夏から1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスと3連勝。前走の
阪神牝馬Sは1番人気に支持されながら6着に終わったが、終始馬群の中で厳しいレースを強いられたので、参考外でいいだろう。
藤原英昭厩舎はこのレースで厩舎別最多の3勝。血統と厩舎の後押しを受けて、GI初挑戦初制覇を成し遂げても決して驚けない。