◆第18回
ヴィクトリアマイル・G1(5月14日、東京競馬場・芝1600メートル)
第18回
ヴィクトリアマイル・G1が14日、東京競馬場で行われる。現役トップタイの重賞6勝を誇る
メイケイエールは父がG1・2勝を挙げたマイル戦に2年1か月ぶりに舞台を移し、悲願の栄冠を目指す。
ソダシに劣らない
アイドルホース、
メイケイエールが21年
桜花賞(18着)以来のマイル戦に投入される。武英調教師は「(昨春の)京王杯ス
プリングCを勝ってから、
ヴィクトリアマイルを使いたいと思っていました。左回りはパフォーマンスが違いますからね」と参戦の経緯を説明する。
前走の
高松宮記念は1番人気に推されたが、不良馬場に加え、内めの枠に気持ちを切らした感じで12着に敗れた。トレーナーは「道悪がこたえました。走り切っていないので、ダメージはありません。キチキチにもまれる競馬も久しぶりでしたからね」と悲観はしていない。
父は14年の
NHKマイルCを勝ち、古馬になっても16年
マイルCSを逃げ切った快速馬。
メイケイエールも21年の
チューリップ賞を粗削りながら勝っており、自分のリズムで走れれば克服しても不思議ではない。「以前ほど操縦が利かないわけじゃないし、跳び的にはマイルから2000メートルでもいいぐらいですからね。体や雰囲気も前走より全然いいので」と指揮官。同世代の
ソダシには2戦2敗だが、今の状態なら十分、逆転可能だ。(玉木 宏征)
スポーツ報知