桜花賞2着の後、ノーザン
ファームしがらきへ短期放牧に出て、先週栗東へ帰厩した
コナコースト(栗東・
清水久詞厩舎)。今朝10日は特別登録している
オークス(5月21日・東京芝2400m)に向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番の時間帯にCWへ、
ウィンドリッパーとともに入場。1秒近く追走する形だったが、走り自体は非常にスムーズ。ラップで見ると、少しちぐはぐにはなっているが、決して折り合いを欠いているようには見えなかった。
3コーナーで他厩舎の単走追い切りがいた分、2頭とも一番外を意識するようなコーナーリングになり、4コーナーあたりで前との距離を1馬身くらいまで詰めた状態で最後の直線を向いてくる。
追い出す相手に対して、こちらは持ったまま。騎乗者が体重の軽い見習い騎手ということはあるが、とにかく手応えの差は歴然としていた。ゴールでは同入、時計は6F79.7〜5F65.3〜4F51.4〜3F37.2〜2F23.8〜1F12.1秒。あらためてスピード能力の高い馬だということを感じさせてくれる動きだった。
個人的には追い切り前の運動の様子を見て、馬体が細く映った点が少々気掛かり。デビューからずっと馬体重を減らしてレースを使っているだけに、そのあたりの姿については最終追い切りの内容をしっかりと確認していきたいと思う。
(取材・文:井内利彰)