競馬開催日における通信機器の不適切使用によって、30日間の騎乗停止処分を受けた
古川奈穂騎手(22)=栗東・矢作=が15日からの3週間、
大井競馬場で調教に騎乗。また、同時に大井競馬所属の
吉井章騎手(22)=松浦裕=が、16日から栗東トレーニングセンターで2週間調教に騎乗することが決まった。
矢作芳人調教師(62)=栗東=が11日、明らかにした。
矢作師は「古川には異なった厳しい環境に身を置くことで、騎乗技術だけではなく、心身ともに鍛錬し、初心に戻って努力してほしいという思い。吉井君にはJRAの芝馬に乗ったり、さまざまな調教コースや矢作厩舎の仕上げを経験することで自身だけでなく、大井全体に
フィードバックしてほしいという思いがあります」と説明した。
同世代の弟子を持つ指揮官と大井の
松浦裕之調教師(51)が共感して練り上げた“期間限定トレード”。矢作師は「
大井競馬場、NAR、JRAの協力を頂いて実現した初のプロジェクトとなります。地方と中央の異なる交流の発展と日本の競馬全体を底上げして共に海外の一流馬と戦うための一助になれば」と思いを語った。
提供:デイリースポーツ