競馬開催日における通信機器の不適切使用によって、30日間の騎乗停止処分を受けた
古川奈穂騎手(22)=栗東・矢作=が、15日からの3週間、
大井競馬場で調教に騎乗。また、同時に大井競馬所属の
吉井章騎手(22)=松浦裕=が、16日から栗東トレーニングセンターで2週間調教に騎乗することが決まった。矢作師が11日、明らかにした。
同世代の弟子を持つ大井の松浦裕師と練り上げた“期間限定トレード”。矢作師は「古川には異なった厳しい環境に身を置くことで、騎乗技術だけではなく、心身ともに鍛錬し、初心に戻って努力してほしいという思い。吉井君にはJRAの芝馬に乗ったり、さまざまな調教コースや矢作厩舎の仕上げを経験することで自身だけでなく、大井全体に
フィードバックしてほしいという思いがあります」と説明。「
大井競馬場、NAR、JRAの協力を頂いて実現した初のプロジェクト。地方と中央の異なる交流の発展と日本の競馬全体を底上げして、共に海外の一流馬と戦うための一助になれば」と語った。
提供:デイリースポーツ