直近1カ月で5勝と波に乗る
小牧加矢太騎手(26)=栗東・音無。23年の勝利数を7勝とし、ついに障害リーディングトップに躍り出た。勢いそのままに重賞獲りを狙う。
“障害専科”として昨年3月に馬術競技から転身した異色のジョッキー。日々の調教から馬と真摯(しんし)に向き合い、コツコツと周囲の信頼を勝ち得てきた。「調子がいいというか、いい馬に乗せてもらえるようになりました。去年だと(平地)未勝利馬が多かったですからね」と本人は至って冷静だ。
グランドオープン後の淀で初めての障害競走となる土曜京都8R
京都ハイJには、自厩舎の
ビーマイオーシャンに騎乗。「騎手になって一番最初に任せてもらった馬」と思い入れの強いパートナーだ。「初めて乗った時からすごくいいなと期待していました。いい状態で臨めると思いますよ」と力が入る。
もちろん、今回が京都での騎乗は初めて。「馬場が良くて前が有利だと思うので、馬のペースで運べれば」とイメージを膨らませていた。新たな風を吹かせる若武者が、重賞初制覇を飾るか。(デイリースポーツ・山本裕貴)
提供:デイリースポーツ