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オークス・G1」(21日、東京)
牝馬クラシック第2弾。断然の主役は2冠獲りに挑む
リバティアイランドだ。今季初戦となった1冠目の
桜花賞は行き脚がつかず、後方からの競馬となったが、直線で大外へ持ち出すと、次元の違う末脚を駆使。豪快に差し切って、桜の女王に輝いた。勝ち時計1分32秒1は優秀で、この強さは本物。未知の距離をあっさりクリアして、名牝の道を突き進む。
豪州の名手・レーンとの新コンビで逆転戴冠を狙う
コナコースト。
桜花賞は2番手から理想的なレース運び。直線に入ると、3着馬に一度は前に出られながらも、勝負根性を発揮して再び先頭へ。勝利は目前だったが、勝ち馬の強襲に遭い、無念の2着惜敗に終わった。ただ、負けて強しの内容で、今度こそ頂点の座を射止める。
桜花賞3着
ペリファーニアは、兄にG1・3勝馬
エフフォーリアを持つ血統馬。府中で大仕事を成し遂げるか。
別路線組の一番手はフ
ローラSを逃げ切った
ゴールデンハインドだ。スタートを決めて迷わずハナへ。マイペースで運び、直線に入ると、後続の追撃を封じて、重賞初制覇を飾った。父は
ゴールドシップだけに、東京の芝2400メートルはいかにも向きそう。
リバティアイランドの2冠制覇を阻止するか。
提供:デイリースポーツ